前回の記事に予告として書いた夢の話や、
先日行なったレコーディングの話等々、
書きたいものが貯まってきているのですが
僕はこの大航海を真っ先に記録して皆様に伝えるべく、
朝早くからモニターの前に座っている。
その、先日のレコーディング時
dw9002ペダルのセッティングでフープクランプをいじっていると、
「ベキッ!」
~この音こそが物語の始まり~
ネジが金属疲労で折れてしまいました。
これはどこの部分かというと、
フープクランプの支柱です。(写真は左足側です。)
写真は外してしまいましたが、
このネジにクランプとストッパー(折れたネジについてるやつ)
が乗っかっていて、ストッパーの位置関係から無理な力が掛かったようです。
ヴィンテージ楽器と向き合っている僕からして、
ネジの故障や折れは日常茶飯事。
リアクションこそオーバーでしたが、
まぁ別に分解してネジ買えば良いんじゃね?
と。
とりあえず左ペダルのネジ貰っちゃえばいいんじゃね?
と。
↑写真の両サイドにあるネジ外せば取れるんじゃね?
と。
この中途半端に慣れた思考が大きな過ちを生むのでした。
ネジは3本。
センターの1本目。
…堅い…。
この手の機材にはネジにロックが塗ってあって堅いのです。
何とか外せる。
2本目。その両サイドのネジ。
…堅い…。
…堅過ぎる…。
おお。
ようやく緩んd
折れました。
ナットは取れずに折れました。
ナットの下にワッシャーが噛ましてあって、
緩まない様な構造になっているのに折れました。
まぁしかし取れました。
不安を抱えてラストの3本目。
…堅い…。
…堅過ぎる…。
というかもはやこれは…
この恐るべきナットには接着剤ががっつり塗られており、
どんな激しいプレイでも緩まない構造になっていたのです!
構造っていうのか。これ。
このネジは両方からペンチで挟んで無理矢理回し折るという大技で外す。
アンダープレートから外れた喜びを全身で表現するdw9000.
これようやく目的のネジに手が届く!
いざ勢い勇んでドライバーを握った!
…堅い…。
…堅い…
…堅い…
無理でした
ハガレンの世界だったら2本のネジと等価交換で、
太い1本のネジが手に入る筈なのに…。
真理の扉の代償は大きかった…。
というわけで移植作戦は失敗に終わり、
とりあえず近所のホームセンターでネジ探し。
「あのーすみません」
と、店員さんとの会話はもはや覚えていない。
そう、dw9000のネジは、インチ規格のネジだったのです。
日本で使われる一般的なネジはミリ規格。
1インチ2.54cmと25mmが合うわけありません。
ストッパーを生かさなければ使えない状況。
インチネジを探さなければ先へは進めない…!
愕然としながら、とりあえず折った2本のネジに近いものを購入。
こちらはナットで締めているものなので、穴さえ通ればOK.
まずは左ペダルを復活。
というか自爆再生。
見ての通り、取りに行きたいネジの位置と、
アンダープレートの穴の位置がずれっずれ。
MADE IN TAIWANのステッカーが光りますが、
多分これは元々合わせるつもりの無い位置でしょうな。
しかしそれにしても雑な構造です。
さてライヴを今週金曜日に控えたレルレ。
まずは折れたものを元にサイズを調べる。
定規を使って予想される太さを当てる。
更にインチ(UNC)規格は、ネジ山の数が決められているとのこと。
1インチの中に目がいくつかを調べる。
ひい、ふう、みい…。
こうしてようやく探し当てた規格…。
1/4-20UNC 長さ1"3/4
これしか…ない…!!!!!!!!!!
某大型ホームセンターで近い規格のネジがあることを調査。
そして
長さが違います。
もう私にとってはそんなことどうだっていいんです。
あなたが。
ここにいてくれれば。
それでいい。
そんな簡単なことにどうして今まで気付けなかったんだろうね。
本当にそうだったんだ。
もお~
ひとりで~
あるけない~
というわけで、
dw9000シリーズの分解にはくれぐれもご注意下さい。
探している方用に↓
フープクランプネジ:1/4-20UNC 長さ1"3/4
(太さ約6.3mm 1inchの中に20山 長さ約44mm)
アンダープレートを止めてるネジ(一応):3/16-24UNC
長さは届けばOK.
それでは、続きはwebで。チーン。